年中釣れるようになり死滅回遊魚ではなくなってきた?
釣ったメッキをお持ち帰りしてどう料理して食べると美味しいのか
かれこれ10年ほど前になるのですが、お仕事関係でお誘いいただきハマってしまったメッキゲーム。
私の中のイメージでは夏から秋に盛り上がり、冬には水温が下がって釣れなくなり越冬するのは温排水周りに残れた個体だけ、一部エサ釣りで真冬の河口のエサ釣りで釣れていた記事を雑誌で見た記憶があるくらいです。
が・・・ここ数年の話になると、年末に結構良いサイズの数釣りが出来たり、夏場に釣れなかったり、初夏に『デ、デカイんじゃ?』というサイズが釣れたりと、メッキアングラー的には良いのですが、気候変動的なところで越冬しているのであれば少々問題なのかもしれません。
夏の終わりから年末くらいに良型の数釣りで持ち帰って、料理して美味しく食べたい
夏の終わりから年末にかけて、釣る場所とタイミングが合うと数釣りが期待出来ますし、25cm前後のサイズだと引きもかなり面白い釣りになります。
始めた頃は持ち帰らずにリリースしてたのですが、ちょっともったいないしせっかく数も釣れるのでいろいろ料理できればと思い始めました。
メッキというのは総称で、本来は『ギンガメアジ』『ロウニンアジ』『オニヒラアジ』『カスミアジ』の幼魚のことで、黒潮の当る紀伊半島ではルアー釣りで手軽に楽しめて引きも面白い釣りなのです。
アジの仲間、尾鰭のほうにゼイゴもありますしとりあえずアジフライなんかでスタートすれば何とかなるのかな? とお気軽に考えて食べ始めました。
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まずはフライにチャレンジ、メッキアジフライとは言わずにメッキフライで押し通す
お刺身でも良いのですが、うまく捌く自信も無く何となく生で食べるのに抵抗があったので、まずはフライにして様子見です。
とは言え個人的にはアジフライが最高だと思ってはいるのですが。。。
ウロコを落してから頭、ワタを取り3枚におろします。
半身の腹骨を取り皮を引いて、半身を縦にもう半分にして小骨部分を取ってしまいます。
普通のアジより体高があるので、うちの揚げ物用鍋だと1枚しか入らないので、細身にしております。
あとは小麦粉をまぶし、溶き卵、パン粉をまぶして揚げるだけで完成。
うちの場合ですが、一人1尾分で丁度お腹一杯になりますがサイズが小さいと数は要るかもしれません。
いろいろ試しましたが、普通にタルタルソースとか塩でいただくのが良いかもしれません。
3枚目の画像の真ん中にある骨せんべいも美味しかったです。
大きくなければ骨せんべいも美味しくてバリバリ食べれます
25cmくらいだと辛いですが、それより小さめのメッキであれば3枚におろした時の骨部分、これも揚げると美味しいので時々、いやほぼ毎回作っています。
ただ25cm超えてくると骨が硬いので、下手すると口の中がエライことになるので、大きいさいずのは骨せんべいには不向きです。
たぶん20cmあるかどうかでしょうか…
このくらいのサイズでも、ワタの入っている後ろにある腹骨は太くて硬いので食べれません。
塩を振って小麦粉をまぶして揚げるだけです。
油断するとこのサイズでも口の中怪我するので、様子を見ながら慎重に食べてます。
メッキのフライがそれなりに美味しいなら、唐揚げ系ではどうなのか?
最初は市販のから揚げ粉をまぶして揚げるだけ…の普通の唐揚げで食べてみました。
フライの時と同様に半身を半分にして、腹骨、小骨を取って唐揚げ粉をまぶして揚げるだけ…なんですが、何だか上手く行かないんですよね。ちょっとベチャっとするというか、サクサク感が無い・・・。唐揚げ粉の味がするので食べれるんですけど、思っていたのとちょっと違う方向に向かってると言うか…そんな感じに
出来れば逆の衣側がサクサク、身がフワフワになって欲しいのですが、油の温度なのか、事前に身からドリップを抜いておいたほうが良いのか。
白身で淡泊な味(アッサリしすぎかもしれない)で、ハマると思ったんですけどね。
骨せんべいのほうも唐揚げ粉をまぶしてみます・・・が、少し残念な感じに。伊勢に遊びに行った時にどこかのお店で売っていた、うなぎの骨の揚げたヤツは美味しかったので、細かく切って揚げるとそれなりになるのかもしれないです。
出来上がりも味の方も少し思ったのと違ったので、今度は味を変えてみようと小麦粉とカレーパウダーをまぶして揚げてみました。
サイズが小さかったので、丸揚げにしましたがX点の切れ目入れるの忘れてます。
確か普通に唐揚げ粉で揚げるより、こっちのほうが出来は良かったように記憶していますが、カレーパウダーを多めにしてカレー風味を強くした方が美味しいように思います
もう一度チャレンジしたいところです…
小麦粉だけををまぶして素揚げでいただいてみる
市販の粉、パウダーが思った仕上がりでは無かったので、素揚げで何かソースとか出汁を掛けて食べたらどうなるかやってみました。
小麦粉をまぶして丸揚げ。この時は中華鍋でしたが、その後大き目フライパンを買ったので油少な目で出来そうですが、こちらもしっかり揚げてから油を落さないとベタツキ感が残ってしまいました。
でも一気に揚げるので、案外皮目はパリパリに近く身はフワフワと思っている方向へは行った気がします。
しますが、あと少し足らない・・・塩こしょうでのスパイシー感なのか、サクサク、パリパリ感なのか…こちらも今年再チャレンジしたいところです。
確かポン酢系をかけてサッパリ感を求めて食べた気がします。
レモン汁でも良さそうですが、塩こしょうが足らなかったのでポン酢にした記憶があります。
身が淡泊で、アスリート体質で締まっていますから長々と焼いたり揚げたりすると身が硬くなってしまうのかな? なので、お魚の甘みとか脂が乗っているといった楽しみ方はあまり期待しない方が良いのかなと思ってたのですが…
閉店してしまったのですが、以前に何度かお邪魔した海鮮居酒屋の大将によると、冬場は比較的脂が乗ってくるよと教えてもらったのですが、良く行く紀伊半島では冬とは言え水温がなかなか下がらないので、案外春先に釣ったメッキの方が脂が乗っているかもしれません。
とは言えですね、毎回毎回釣って帰れるとは限らないですし、毎週メッキばかり食べてるとだんだん飽きられてしまったり、次の釣りに行くのに違う魚を期待されたりと…。
スーパーのお魚もあまり変わり映えしないですし、何だかんだと言っても調理した後の片付けとか面倒なのもありますが、解凍するだけ、湯せんするだけで魚を食べれるのは便利です(うちも生協さんのお魚素材時々買ってますが、サバかアジ、しまホッケしか無いが辛い)が、これは便利でしょうしこれまで見たところより安い気がします。